Security at ContactX

セキュリティについての取り組み

データの行き先、見られる人、AIに任せる範囲を、導入前にお客様と文書で合意します。

ContactXは、通信と保存データの暗号化、役割ごとの権限、操作の履歴、人による最終確認を組み合わせて設計します。 すでに実装している対策と、導入時にお客様と決める事項を分けてご説明します。

最終確認

Our Principles

大きく3点で、対策します。

確認いただきたい点を、データ・アクセス・運用の3つに分けてご説明します。

01Data

データの流れを、先に決める

音声・文字起こし・要約・顧客情報を一括りにせず、どの処理で何を送り、どこに保存するかを構成ごとに整理します。AIへ渡す情報も、処理に必要な範囲へ絞ります。

保存先・リージョン・保持期間は、導入構成に合わせて明記します。
02Access

見られる人と操作を、限定する

管理機能では、利用者の認証、役割ごとの権限、期限付きセッション、変更履歴を組み合わせています。担当者が業務上必要な範囲だけ扱える設計を前提にします。

権限の種類とログの対象は、お客様の運用に合わせて確定します。
03Operation

AIだけで完了させない

AIは回答案や入力下書きを作り、重要な登録・送信・確定はルールと人の確認を通します。例外時の引き継ぎ、停止、連絡、復旧条件も本番前に決めます。

人が確認する境界と代替運用を、PoCで実際に確かめます。

Key Facts

よく確認される6項目に、先にお答えします。

暗号化、保存場所、契約終了時のデータ、委託先、窓口。社内審査で最初に聞かれる項目を、現在の状態とあわせて示します。

In transit実装で確認済み
通信は暗号化されていますか?
公開サイトと管理機能はHTTPSで配信し、本番の認証CookieにはHTTPS通信でのみ送るSecure属性を付けています。
At rest実装で確認済み
保存データは暗号化されていますか?
Cloudflare版の保存先であるD1は、サービス標準でAES-256により保存時に暗号化されます。ほかの保存先を使う構成では、暗号化方式を確認表に記載します。D1のデータ保護を確認
Location導入時に設定
データはどこに保存されますか?
音声・文字起こし・要約・顧客情報ごとに、保存先とリージョンを一覧でご提示します。国内保存が必須の場合は、国内リージョンを指定できる保存先・処理先で構成を組み、対応できる範囲を導入前に明示します。
Exit導入時に設定
契約が終わったらデータはどうなりますか?
返却・削除の対象、方法、期限を契約前に合意します。削除の実施結果をどのようにご報告するかも、あわせて決めます。
Vendors契約・設定で確認
外部の委託先はわかりますか?
利用する外部サービス(再委託先)を、目的・送信データ・リージョンとともに一覧でご提示します。変更する場合の事前連絡の方法も取り決めます。
Contact契約・設定で確認
セキュリティの問い合わせ窓口はありますか?
お問い合わせフォームで受け付け、担当者からご回答します。第三者認証の取得状況や社内の管理体制は、チェックシートへの回答時に書面でお答えします。

Data Flow

データは、処理ごとに行き先を確認します。

「クラウドを使うか」だけでは、データの扱いは決まりません。音声、文字、AIへの入力、保存、CRM連携を分けて確認します。

Transparency note

ContactXの標準のクラウド構成は、Cloudflareと外部AIを組み合わせています。 国内保存や外部送信なしが必須の場合は、国内リージョンの保存先や端末内で処理する構成を組み合わせます。 実際に使うサービス・リージョン・保存先・再委託先は、導入構成に即して一覧でご提示します。

Cloud

クラウド構成

音声認識や生成AIに外部サービスを使う構成。送信データ、保存先、サービス側の保持と契約条件を明記します。

導入時に構成と検証結果を記録
Local

ローカル構成

端末内の音声認識やLocal LLMを使う候補。外部送信を減らせますが、精度・速度・端末管理を実機で検証します。

導入時に構成と検証結果を記録
Hybrid

ハイブリッド構成

機微データをローカル側に残し、必要な処理だけクラウドへ分ける候補。境界と例外経路をデータ単位で確認します。

導入時に構成と検証結果を記録

Implementation Evidence

実装で確認できること。

実装で確認済み導入時に設定契約・設定で確認

下記は、現在のコードと運用資料から確認できる範囲です。すべての製品・導入構成へ一律に当てはめず、 対象範囲を併記しています。

AUTH-01実装で確認済み

認証を二重に確認し、権限を役割で分ける

クラウド版の社内ツールでは、入口のアクセス制御に加えてアプリ側でも署名・発行元・対象アプリ・有効期限を検証。管理機能では admin / manager / staff の役割に応じて操作を制限します。

確認範囲Cloudflare上の当社アプリ / 管理機能

SESSION-02実装で確認済み

認証情報をブラウザから読み取りにくくし、期限を設ける

管理セッションは HttpOnly・SameSite=Strict のCookieを使用し、本番HTTPSではSecure属性を付与。セッションには有効期限を設け、権限変更時は既存セッションを失効させます。

確認範囲管理機能

SECRET-03実装で確認済み

AIサービスのAPIキーを画面へ渡さない

外部AIの認証情報はサーバー側のシークレットとして保持します。ブラウザはContactXのサーバーへ接続し、AIサービスのAPIキーを直接受け取りません。

確認範囲Cloudflare Workers上のAI連携

AUDIT-04実装で確認済み

顧客情報の作成・更新と権限変更を履歴に残す

管理機能では顧客情報の作成・更新履歴に実行したアカウントを紐づけ、権限変更も別のイベントとして記録します。ログへ認証情報やリクエスト本文を不用意に出さないエラー処理も実装しています。

確認範囲管理機能の顧客管理

HITL-05導入時に設定

AIの提案と、確定する処理を分離する

AIが作る下書きと実行結果を区別し、本人確認や最終確認が済むまで確定扱いにしない仕組みを、検証用の実装で確認しています。古い確認や条件変更後の承諾は無効にし、判断できない場合は人へ引き継ぎます。本番では対象業務のルールに合わせて組み込みます。

確認範囲PoCで対象業務に合わせて検証

RETENTION-06導入時に設定

録音・文字起こし・要約の保持期間を決める

保持するデータ、保存期間、削除手順は用途と構成で変わります。本番導入前に要件として決め、保持期間の設定と削除の手順を実装・運用の両面で確認してから稼働します。

確認範囲本番導入前の確認項目

AI-TERMS-07契約・設定で確認

AIの学習利用とサービス側の保持条件を確認する

利用するAIサービス、契約プラン、学習への利用有無、標準保持、Zero Data Retentionの適用可否を案件ごとに確認します。公開条件だけでなく、実際に使うアカウント設定と契約を記録します。

確認範囲外部AIを利用する構成

INCIDENT-08導入時に設定

障害・インシデント時の連絡と代替運用を決める

一次連絡先、影響確認、AIを止める判断、通常の電話受付へ戻す手順、復旧後の照合を本番前に文書化します。連絡の目標時間と体制は、契約時にお客様と取り決めます。

確認範囲お客様との運用設計

AI & Privacy

「AIだから大丈夫/危険」ではなく、用途と契約を確認します。

同じAIサービスでも、学習利用と保持は別の論点です。モデル名だけで判断せず、実際のAPI、アカウント設定、契約、送信内容を確認します。

OpenAI API(例)

公開情報を確認

APIの入力・出力は、明示的にオプトインしない限りモデル学習に使われません。標準の不正利用監視ログは最大30日で、対象エンドポイントではZero Data Retentionを申請・設定できます。

OpenAIのデータ管理を確認

Local LLM

本番前に実機検証

外部AIへ送信しない構成候補です。ただし音声認識・生成・読み上げのすべてをローカル化できるか、必要な精度と速度を満たすかは端末と業務ごとに確認します。

外部サービスの記載は2026年9月27日時点の各社公開情報に基づきます。 ContactXとの個別契約や設定を保証するものではありません。

Continuous Verification

コードとライブラリを、毎週自動で点検します。

一度きりの診断で終わらせず、コード、利用ライブラリ、Webサイトを継続して点検します。 検出した内容は、影響を確認して修正につなげます。

01SecretPR / main / weekly

パスワードや鍵の混入を、変更のたびに点検する

ソースコードの全変更履歴を対象に、パスワード・APIキーなどの認証情報が含まれていないかを自動で確認します。検出した値はログにも表示しません。

検出した変更は反映を止め、失効・再発行の要否を確認します
02Dependencyweekly / manual

利用しているライブラリの既知の脆弱性を点検する

本番で使うライブラリを公開脆弱性データベースと照合し、深刻度High以上を検出したら対応対象として記録します。ライブラリの更新候補も毎週自動で作成します。

影響範囲と互換性を確認し、優先度を決めて更新します
03Websiteweekly / manual

当社Webサイトを外側から点検する

OWASP ZAP Baselineで当社Webサイト(contact-x.ai)を巡回し、セキュリティヘッダーなどブラウザから観測できる一般的な問題を確認します。サービスに負荷をかけない受動的な点検です。

レポートを保存し、検出内容を対応管理へ登録します

Platform Defaults

配信基盤の保護機能も、実際の設定状態を確認しています。

当社の環境で有効になっている機能と、設定状況を確認して個別に回答する機能を分けて掲載しています。

Cloudflare DDoS / TLS

有効

当社サイトとアプリはCloudflare経由でHTTPS配信し、自動のDDoS攻撃対策とTLS証明書の管理を受けています。

Cloudflare DDoS保護を確認

Cloudflare Security Insights

定期スキャン

Cloudflareが当社アカウントの設定上のリスクを定期的に自動スキャンし、検出内容を管理画面で確認します。

Security Insightsを確認

WAF / Bot Fight Mode

設定状況を回答

不正なリクエストやボットへの対策は、対象ドメインでの実際の設定状況を確認したうえで、チェックシートにお答えします。

Cloudflare WAFを確認

点検にはGitleaks、npm audit、OWASP ZAP、Dependabotを使用しています。外部サービスの記載は2026年9月27日時点の公式情報に基づきます。 導入範囲に応じて、設定レビューや第三者による脆弱性診断を組み合わせます。

For Security Review

情シス審査は、確認項目を揃えて担当者同士で進めます。

このページと同じ「実装で確認済み」「導入時に設定」「契約・設定で確認」の3区分で、 お客様指定のセキュリティチェックシートにも回答します。確認中の項目は、確認中と明記します。

チェックシート対応を相談する
  1. 01
    データフロー整理表

    音声、文字起こし、要約、顧客情報ごとに、送信先・保存先・保持・削除を整理します。

  2. 02
    外部サービス確認表

    利用目的、委託先、リージョン、暗号化、学習利用、標準保持、再委託先を確認します。

  3. 03
    権限・ログ・責任分界

    利用者の役割、閲覧・操作できる範囲、記録する操作、お客様とContactXの担当範囲を決めます。

  4. 04
    障害・事故時の運用

    連絡先、一次報告、停止判断、代替受付、復旧確認、記録の保全を本番前に合意します。

Questions

セキュリティに関するよくある質問

必要な論点だけを短く確認できるようにしています。構成依存の回答は、個別確認が必要なことも明記します。

01データを国内に保存できますか?

要件に合わせて構成を選びます。標準のクラウド構成ではCloudflare(Workers・D1・Durable Objects)と外部AIを使うため、国内保存が必須の場合は国内リージョンを指定できる保存先・処理先や、端末内で処理する構成を組み合わせます。実際の保存先・処理先・リージョン・再委託先は、導入前に一覧でご提示します。

02AIに送った内容はモデルの学習に使われますか?

ContactXが利用するAIは、API経由の入力・出力をモデルの学習に使わない条件のサービスから選びます。たとえばOpenAI APIは、明示的にオプトインしない限り学習に使わないと公表しています。サービス側の保持期間やZero Data Retentionの適用は別の条件のため、導入時に実際の契約とアカウント設定を確認し、記録します。

03音声は保存されますか?

製品と構成によって異なります。文字起こしのため外部サービスへ音声を送る構成、録音を残さず文字だけを扱う構成、端末内で処理する構成候補があります。保存の有無、保存期間、削除方法、録音時の告知を導入前に決めます。

04ContactXの担当者なら誰でも顧客データを見られますか?

いいえ。管理機能では利用者を認証し、役割ごとに操作を制限する実装があります。本番ではお客様側の担当者を含む権限表を作り、業務上必要な範囲へ限定します。サポート時のアクセス要否や手順も個別に定めます。

05AIが誤った判断をしたまま登録や送信をしませんか?

AIが作る回答案・入力下書きと、確定した業務処理を分けます。重要な操作はルール照合と人の確認を通し、条件不足・古い確認・例外は保留または引き継ぎにします。自動化する範囲はPoCで合意した定型業務に限定します。

06情報システム部門の審査に必要な資料はありますか?

はい。データフロー、外部サービス、権限とログ、責任分界、保持・削除、障害時運用を確認項目として整理できます。既定資料だけで回答を埋めず、お客様のチェックシートに合わせて未確認事項を明示します。

07セキュリティ診断は定期的に行いますか?

はい。認証情報の混入チェックはコードを変更するたび、ライブラリの脆弱性確認と当社Webサイトの外部点検は毎週、自動で実行しています。Cloudflareによる設定の定期スキャンも確認しています。

08自動点検のほかに、個別の診断は行えますか?

はい。自動点検は既知の問題を早く見つけるためのものです。ログイン後の画面、業務ごとの権限、クラウド設定などは、導入範囲と扱う情報に応じて設定レビューやシナリオ試験を行い、必要な場合は第三者による脆弱性診断もご相談のうえ実施します。

Talk to Us

気になっている点から、確認を始めましょう。

個人情報の扱い、社内審査、AIの学習利用、閉域・ローカル構成。 いま不安な点を一つお知らせください。必要な確認資料と担当範囲を整理します。