PBX / Phone Number Guide

ContactX Assist / Voice は、
既存電話番号のまま導入できるか。

答えは、Assist / Log と Voice で分かれます。オペレーター支援・通話要約は既存通話を旁受するため既存番号を維持しやすく、AI自動応答はPBXの着信分岐・転送・SIP接続によって設計が変わります。

First Decision

まず、Assist / Log と Voice を分けて考える。

同じAI電話導入でも、「人が受ける電話をAIが支援する」のか、「AIが電話を受ける」のかで、番号維持とPBX接続の難易度が変わります。

オペレーター支援・通話要約

ContactX Assist / Log

原則、既存電話番号を維持
既存の電話機・電話番号のまま通話音声を取り込み、リアルタイム文字起こし、RAG回答候補、確認項目、通話後要約を表示します。新しい番号の取得、転送設定、回線工事なしで始められるケースが中心です。

AI自動応答・一次受付

ContactX Voice

PBX構成により分岐
AIが電話を受けるため、既存番号への外線転送、PBXへのSIP内線登録、AI専用番号の追加、既存番号の収容変更などを選びます。既存番号を維持できる場合もありますが、切り戻しと有人転送の設計が必須です。

PBX Types

PBXの種類別。既存維持か、新規番号追加か。

最終判断は実機・契約・管理権限で変わりますが、初期判断は次のように整理できます。

PBX / 電話環境Assist / LogVoice
クラウドPBX / クラウドCTI

録音API、CTIイベント、SIPREC、ブラウザ通話音声のいずれかで通話を取り込みます。多くの場合、既存番号を維持したままAssist / Logを導入できます。

クラウドPBX側の外線転送、SIP接続、API連携でAI受付を入れます。既存番号を維持するか、AI専用番号を追加するかはPBXの転送・着信分岐機能で決まります。

IP-PBX / SIP対応PBX

SIPREC、RTP複製、CTIイベント、内線側の音声取り込みで既存通話を旁受します。電話番号やオペレーターの受電操作はそのまま残せます。

ContactX VoiceをSIP内線またはSIPトランクとして登録し、営業時間外、特定番号、特定キューだけAIへ振り分けます。既存番号維持と段階導入の両方に向きます。

オンプレPBX / レガシーPBX

録音装置、CTI連携、音声分岐、アナログタップなど、既存設備に合わせた取り込みを検討します。Assist / Logは大規模なPBX入れ替えなしで始めやすい領域です。

既存PBXがSIP非対応の場合は、外線転送、ゲートウェイ、段階的な番号追加を検討します。AI自動応答を既存番号の前段に置くには、切り戻し手順の確認が重要です。

アナログ回線 / ビジネスフォン

電話機の運用を変えず、音声取り込み用の機器を横に置いて文字起こし・要約を始める構成を検討します。既存番号を維持しやすい方式です。

AIが直接受けるには、外線転送、VoIPゲートウェイ、AI専用番号追加のいずれかが候補です。まずはAssist / Logで現場効果を測り、その後Voiceを検討する進め方が現実的です。

PBXなし / 新規窓口

既存の電話運用がない場合は、最初からクラウドPBXやWeb電話と組み合わせ、Assist / Logを前提に画面・CRM連携を設計できます。

AI専用番号を新規取得して一次受付を始めやすいケースです。既存番号維持の制約がないため、PoCでは最も早く検証できます。

CRM・基幹との接続方式はCRM・CTI連携ガイドで詳しく整理しています。

Checklist

導入前に確認する6項目。

01

PBX・電話機の型番と契約を確認する

クラウドPBXかオンプレPBXか、SIP対応か、録音APIやCTI APIがあるか、外線転送が契約上使えるかを確認します。

02

AssistとVoiceを分けて判断する

Assist / Logは既存通話を旁受して支援するため既存番号維持がしやすく、VoiceはAIが応答するため着信分岐・転送・SIP登録の設計が必要です。

03

既存番号維持と新規番号追加の使い分けを決める

既存番号維持は顧客案内を変えずに済みます。一方、新規AI専用番号は検証が早く、既存窓口への影響を小さくできます。

04

障害時の切り戻しを先に決める

AIやネットワークに問題が起きた時、従来IVR、有人転送、録音受付、既存電話への戻しのどれに倒すかを事前に決めます。

05

CRM・基幹への登録範囲を決める

通話をAI化しても記録先が手作業のままだと効果が薄くなります。API、RPA、CSVのどこまでをPoC対象にするかを決めます。

06

通話データの扱いを確認する

音声、文字起こし、要約、CRM項目を外部送信できるか、閉域・オンプレ・Local LLMが必要かを確認します。

Per PBX Checks

PBX別に、ここを見れば初期判断できます。

クラウドPBX / クラウドCTI

確認ポイント

録音APIの有無、リアルタイム音声取得、着信番号・発信者番号の取得、転送先不応答時の分岐、API利用権限。

IP-PBX / SIP対応PBX

確認ポイント

SIP内線登録可否、SIPトランク可否、RTP複製可否、コーデック、NAT・FW、保留・転送・キューの制御範囲。

オンプレPBX / レガシーPBX

確認ポイント

保守ベンダー、型番、録音装置、内線方式、外線転送可否、障害時の従来運用への戻し方。

アナログ回線 / ビジネスフォン

確認ポイント

回線種別、主装置の型番、外線転送の契約有無、電話機台数、録音・分岐機器の設置可否。

PBXなし / 新規窓口

確認ポイント

公開する電話番号、営業時間、有人転送先、CRM・予約・基幹の連携先、個人情報の保存範囲。

FAQ

PBX・電話番号とAI導入に関するよくある質問

ContactX Assistは既存電話番号のまま導入できますか?

原則として既存電話番号のまま導入できます。ContactX Assist / Logは、AIが電話番号を置き換えるのではなく、既存通話を取り込んでリアルタイム文字起こし、RAG回答候補、確認項目、通話要約を表示するためです。実際の取り込み方式はPBXや電話機の種類で確認します。

ContactX Voiceは新しい電話番号が必要ですか?

必ず新しい電話番号が必要とは限りません。既存番号への外線転送、PBXへのSIP内線登録、特定キューだけAIへ振り分ける方式で既存番号を維持できる場合があります。一方、PoCを早く安全に始める場合はAI専用番号を追加する選択もあります。

既存番号維持と新規番号追加はどちらがよいですか?

既存番号維持は顧客案内を変えずに済む一方、PBX設定・転送・切り戻しの確認が必要です。新規番号追加は既存窓口への影響を抑えて検証しやすい一方、顧客誘導や用途限定が必要です。Assist / Logは既存番号維持、VoiceのPoCは新規番号追加から始める構成も現実的です。

古いPBXやビジネスフォンでもAI導入できますか?

できます。Assist / Logは録音装置、CTI連携、音声分岐、アナログタップなどで既存通話を取り込む方式を検討できます。Voiceは外線転送、VoIPゲートウェイ、AI専用番号追加などを組み合わせます。

導入前に何を用意すればよいですか?

PBX・主装置・電話機の型番、回線種別、クラウドPBXの管理画面権限、録音・CTI APIの有無、外線転送契約、CRM・基幹の連携方式、通話データの保存・外部送信ルールを確認できると、導入方式を早く判断できます。

Contact

PBXの種類が分かれば、既存維持か新規番号追加かを切り分けます。

PBX・電話機の型番、クラウドPBXのサービス名、録音・CTI APIの有無、外線転送契約、CRM連携先を伺い、Assist / Voice の導入方式を整理します。